神話の人 作詞•曲 守沢 鷹 演奏 ザ•バディタイム
⒈
いずれ神話となる今この時を
古代ギリシャのごとく捨て切れるものだろうか
いずれ神話となる今この世界
トロイの木馬の足音も聞こえない
琥珀色の雲に何を尋ねても
ただ空を覆うだけ
⒉
神々が人の数ほどあったという話は
今では砕け散る化石になり下がる
人びとは待つだけの一日に気がつかず
背を向けて誰かの足音に聞き耳をたてる
琥珀色の雲は何をたずさえ
西へ西へと流れる
答えを求める人はただ西へ歩く
この東に無いものがあの西にあると
歩く歩く人よ、足もとも確かめず
たどり着くその果てが、この東とは知らずに
いずこも吹きすさぶ風にあおられて
流れる木の葉のごとく委ねられるのか
⒊
すでに始まる神話のこの時を
あふれるマグマのごとく大地を焦がせ
風よ風よ吹け、冷たい風よ吹け
眠れる人の目を覚ますのだ
⒋
いずれ神話となる今この時を
古代ギリシャのごとく捨て切れるものだろうか
いずれ
今