濃い時間・薄い時間

1月6日の『野才発伝所(ふ号)』で触れました、濃い時間・薄い時間。この話を進めて行くために、それをここに再現します。

去年の秋から、よく噛んで食べている。それまでは相当な早食いであった。
意識して何十回も噛んで噛んで、のみ込む。
出先で、ピラフをよく噛んで食べている時のことだ。
いきなり実感した。
時間には濃いと薄いとがある。
正確に言うと、薄いは淡い(ウスイ)と表現した方がわかり易い。
そして、時間の濃い場所と淡い場所とがある。
この世界は、濃い時間の場所と、淡い時間の場所が同時にあるが、
ほとんどの人は濃い時間の場所しか知らない。

と書いています。その続きを書こうと思っていた矢先に、素晴らしい映画に出会うことができたんです。2作品です。『光のノスタルジア』『真珠のボタン』監督•脚本パトリシオ•グスマン。胸が熱くなりました。しかも静かに。すぐに観に行って下さい。渋谷のアップリンク、電話03-6825-5503。info@uplink.co.jpです。続きは、そのあとで。

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