踊るから躍るへ

Shall we dance?という曲がありましたが、これからはShall we bound?でしょう。SEALSの奥田愛基さんの国会内でのスピーチには、うなりました。まず何よりも、言葉と語り口がソフトでした。なのに内容はシャープなんです。you tubeで是非ごらん下さい。ユーモアのセンスもしっかりと持ち合わせています。

さて、政府とはいったい何でしょう。何はさて置き、それはSafeであるべきでしょうね。世界のかなりの数の政府が、肉食獣みたいなやり方をした時代もありました。夢よ、もう一度と、今なお目が覚めていない政治家もたくさんいます。政治家も専門家のひとつとして観察してみると、彼らの専門はきっと政治なんですよね。では、政治とはなにかというと、実はヒト専門だった訳です。

ヒトは生物です。生物は、文字どおり生まれて、老いていく間に病んだりして、ヤガテかイキナリか死んでいきます。ヒト専門家の第一人者の釈迦が言いきった、生老病死です。政治家に「ブッダになれ」とはいいませんが、せめてヒソカにブッダを目指して欲しいな。神や仏をまつる人、その人がヒトであった時からヒトはヒトをまつりました。発掘されたネアンデルタール人の墓には、花が手向けてあったと記録されています。

祭事も奉事もマツリゴト、政もまたマツリゴトと読みます。経済とは、経国済民もしくは経世済民を略した言葉のはずです。世の中や国じゅうをよおく観て、民を人をすくい助けることがマツリゴトにたずさわる人の本来の姿なのに。どうやら四文字熟語を二文字に略してしまった時から、一番大事なことまで省略してしまったようですね。

冒頭に紹介しました奥田さんのスピーチに、以下のような主旨の発言がありました。
「SEALSグループが誕生したのは、この国の政府の理不尽なやり方のお陰です」
「無関心だった人たちが、政治に強く関心を持つようになった」
「強行採決をすれば、さらに全国的に反発が広がるでしょう」
つまり、老若男女を問わず誰もがマツリゴトに参加するという、総政治になるということです。肉食獣がソーセージになるのは皮肉です。

次回は、「音のいる場所」に耳を澄ませます。

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